ビンテージウクレレコレクションから、1910年代のマーチンウクレレ ２Ｋ（Martin Ukulele Style2 Koa ）を出品します。初代マーチンウクレレ、マーチンウクレレの誕生の生き証人です。100年超えの奇跡のコアの無垢ボディ、素晴らしいマーチンサウンドはいかがでしょうか。初期型10年代はショップでもなかなか見つからないウクレレです。
スタイル２は白のバインディングがトレードマーク、ビンテージ３Ｋや３Ｍに次ぐ人気です。
初期のマーチンでは黄色みの強いハワイアンコアではなく、バイオリンの最高級弓の材料である、フェルナンブコなどの密度が高いマメ科の南洋材をコアとして使うこともありました。
またコアの芯材は茶色が濃い物もあり、様々なコアを少しアンバー系で目止めして、その上に塗装することもありました。
この1910年代の２Ｋはそのような優秀な材料をヘッド＆ネックも同じ材を使って、職人が最初からから最後まで責任を持って作り上げた作品になっています。（年代が進むと、ネックは部品として組み立てに使われるなど分業が進みます。例えば３Ｋ1930年代でもネックはマホ材です）
貴重な木のペグ仕様で、現在でもしっかり止まり、チューニングできます。軽量で木の弾性が更に良い音を生み出します。ヘッド周りに金属のワッシャーでできた傷がない最初から木のペグ仕様です。ペグは古い物ですが、汎用の木ペグと思われます。
★修理箇所は1か所，バックに縦の３ｃｍ程のヘアラインクラックが1本ありましたが、パッチを貼って完璧に修理されています。
★塗装は100年の間には、どこかでニトロ・ラッカー仕上げにされていましたが、ニス表面のびび等の劣化があったので、当時と同じ、天然ニスで修復されています。これからまた何十年と長く使用できるように、手塗り、手磨きで、ビンテージ感を損なわないように修復してあります。
★香木ハカランダの指板、フレットも整備済みで、正確な音程で、低音から高音までバランスのよい粒選りの音が出ます。まさにマーチンサウンドです。
1910年代最初期型のマーチンウクレレの特徴は①丸みを帯びたヘッドの作りです。（特にヘッド上部のニップル形状）
②フレットボードの表板部分への張り出しが長く、形が少し角張っています。この張り出しが広く、フレットが無くても２フレット分の音を出すことができます。（例えば1弦ではB♭,B（上のシまで）まで、フレット無しのバイオリンと同じ原理できれいに出すことができます。）
③このウクレレはポジションマーカーが５・７・９にあります。（20年代からは５・７・１０にあります。）
④ブリッジ（下駒）が角張っていて、サドルが木製です。上駒（ナット）もハードウッド（木製着色）が純正です。（その後はハカランダや黒檀になります。）
⑤楽器の厚みが少し１ｍｍ程薄く、板厚は０．３ｍｍ程厚い。ボディはスリムですが、ネックは１ｍｍ程、太く，厚くなっています。触ればすぐに分かります。ボディの硬性が芯のあるいい音につながっています。
★３年保証（保証書付き・正常な使用による、楽器の主要部分について、当方での修理保証をいたします。消耗品は含みませんが自然クラックやニスにも対応します。）しっかり梱包してゆうパックおてがる版で発送します。
※ 万一、商品違いや商品の情報と大幅に異なる場合、返品可とします。３日以内にご相談ください。商品お受け取り・受け取り連絡・こちらへの入金・返送・返金振込みになります。落札金額全額をお返しします。
★高級軽量ファイバー樹脂のハードケース（クレスロック製）に入れて発送します。
★送料サービス、しっかり梱包して、ゆうパックおてがる版で発送いたします。
カマカ・パイナップル1920年代ハワイアンコアも出品しますので、よろしかったらご覧ください。